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日本医療機能評価機構認定第MA71号

群馬県藤岡市藤岡607−22 0274-24-3111

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院長挨拶

くすの木病院 院長 高木 均

「コロナ禍3年の中で」(令和4年9月)

令和4年、中秋の名月が過ぎ、いくつかの台風が襲来し、コロナの第7波が下火になってきた昨今ですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか? 御自身のみならず御家族の感染への不安がいくらか薄らぎ、海外からのインバウンドの制限緩和、感染後の待期期間の短縮など、いよいよポストコロナへの期待感が高まってきているところかと思います。
くすの木病院が外来でコロナ患者の検査受付を始めてから2年半が経過しましたが、この間の陽性者数は822名に及び、陽性率は一昨年度4.4%, 昨年度6.2%、そして本年度5か月間は31.2%と上昇しており第7波の凄まじさが分かります。そして昨年からのコロナ患者の入院受け入れは約1年で235名に達しました。病院自体はウイズコロナを継続せざるを得ませんが、この厄介者には仕事を離れても悩まされます。家族や特に子供たちへの影響です。当初は病院からのウイルス持ち出しを心配し、コロナ患者を受け入れることに職員の家族から大いなる懸念を示されることも有りました。しかしその後市中感染が増大し、むしろ子供たちが感染、濃厚接触となり親である職員の行動が制限されるケースが増加し病院でコロナ患者を受け入れることの必要性が高まり病床改変し受入れを開始したものです。そしていよいよポストコロナへの期待も高まるところですが、職員は感染管理に改めて注力し気を引き締めて取り組んでいるところです。
くすの木病院は開院以来35年が経ち、その歴史はこのホームページの沿革にも在りますが、増床、病床改変をへて令和4年9月現在、一般急性期80床、回復期リハビリ病棟I 40床、療養病棟54床, 地域包括病棟40床=昨年7月より現在コロナ専用病床12床に転換し入院を受け入れております。内科全般、がん医療、透析、消化器、乳腺甲状腺外科、整形外科、画像診断科、歯科口腔外科、健診・人間ドック、など30以上の多岐にわたる診療科を備えて群馬県西毛地域、埼玉県北部の皆様を中心に地域医療に対応しております。そして近い将来新病院へ転換すべく近隣に土地を確保し、試掘が開始され、保存すべき古墳などの存否を現在確認中であります。新病院建設に向け、くすの木病院御利用の皆様に、より良い充実した医療サービスを提供できますように職員一同研鑽を続けているところです。新病院への移設までも、もちろん従来通りの診療は続けてまいります。これからもさらなるご愛顧の程宜しくお願い致します。