くすの木病院
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透析センターは現在41床あり、130名の患者様を対象に、血液透析(HD)、血液濾過透析(HDF)
  行っております。血液透析コンソールの新規更新、血液濾過透析の増設を行い、平成20年4月より
  
午前・午後・夜間の完全3クール体制を整備いたしました。
  患者様の生活スタイルに合わせた透析が可能です。

また、全てのベッドにテレビ(ビデオ)を完備してあり、センター内は有線放送が流れておりますので、
  ゆったりとした空間で透析がを受けられます。

当院では、常に患者様の安全・安心の為、年2回患者様参加型の災害時緊急離脱訓練を
  実施しております。






当院では、医師、看護師、臨床工学技士、医療事務、管理栄養士などの多職種が常在しており、
  患者様を交えてのチーム医療を実践しております。病棟出張透析も必要に応じておこなっております。
  
シャント作成は、腎臓内科医師と外科医師が連携して実施しております。

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■潰瘍性大腸炎に対する新しい治療として、当院ではL-CAP、G-CAPを行っています

潰瘍性大腸炎の治療法として主に、内服薬・注腸製剤・さらに活動度が高い場合ステロイドが
使用されます。しかしこれらの治療法で改善しない場合、又は、改善してもすぐに再燃する場合が
あります。

しかし近年、LCAP、GCAPといった体外循環療法が潰瘍性大腸炎の治療に使用され、その効果が
優れていることが知られています。

一般に体外循環療法とは、身体の中の血液を体外へ取りだし、その血液中より病気の原因と
なっている物質あるいは細胞もしくは蓄積した老廃物を取り除き、きれいになった血液を身体へ
戻す治療法です。

LCAP、GCAPはこの方法を利用して治療します。
LCAPは主に顆粒球、リンパ球など白血球全体、GCAPは顆粒球や単球、マクロファージなどの
血液成分を中心に取り除きます。いずれも潰瘍性大腸炎の病気の原因と考えられています。


■肝機能障害による腹水貯溜には腹水濾過濃縮再静注もおこなっております。

肝機能障害によって、腹水がたまって、おなかが張る、息苦しいなどの症状が強くなると、
症状を改善するために腹水を抜かざるを得ないことがあります。ただし、この方法はあまり
すすめられる治療ではありません。数日でまた腹水がたまってきますし、腹水には高濃度のタンパク質や
電解質が含まれているため、水を抜くことで全身状態を悪化させることもあるからです。

腹水濾過再静注法とは、患者の腹水をとりだし、それを濾過および濃縮して、静脈から再注入する
方法です。腹水中の細菌はフィルターによって除去され、タンパク質は失われることなく体内に
戻されますので、単に腹水を抜いて捨ててしまうより、患者さんの栄養状態の低下を防ぐことができます。


■今後HCV(C型肝炎ウィルス)のインターフェロン治療との併用で、より効果の期待できる
  ウィルス除去療法も予定しています。


二重濾過血漿交換療法(DFPP)を用いたウイルス除去療法は、インターフェロン療法と併用することで
早期ウイルス陰性化を達成し、SVR率(sustained virological response:完全にウイルスが消えること)
を向上させます。

二重濾過血漿交換療法(DFPP)とは、血漿中に存在する病因関連物質や病態を悪化させていると
考えられている物質を除去し、結果的に不足する物質を注入することで、病態を改善させる方法です。





人工腎臓(ダイアライザー)内で、透析液と血液は半透膜を介して接しています。半透膜とは、血管などの細胞の表面にある細胞膜がそれにあたりますが、これは、水分や栄養素などの小さい物質は通過させ、血液の血球成分(赤血球など)のような大きな物質は通過させません。この性質によって、血液から老廃物や余分な水分・電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン等)を取り除きます。現在、血液透析に使われている人工腎臓の多くは、高性能膜(ハイパフォーマンス・メンブレン)と言われる、大きめの老廃物も取り除くことが出来る半透膜が使われています。

■透析膜を通らないもの ■透析膜を通るもの
赤血球 パイロジェン(細菌が出す毒素)
白血球   尿毒素(尿素・クレアチニン・尿酸など)
  電解質(Na、Ca、K、Pなど)
たんぱく質
細菌
ウイルス

 透析液(HD液)を作成する時に水を使いますが、原水として水道水を使います。水道水は水中の細菌を塩素で殺菌しています。当然、水中の細菌は死にますが、死骸が残ります。死骸が破損して菌体がバラバラになると、細菌の細胞に含まれるエンドトキシン(ET)という毒素が遊離し、これが水中に多く存在するようになります。

 エンドトキシンの大きさはばらつきがあり、一定ではありませんが、小さいものは高性能膜を通過し、血液中に入ります。そうすると、悪寒、発熱、血圧低下などを起こします。大量に血液中に入った場合、人によっては、ショック症状を起こすこともあります。透析液が十分に清浄化されていないと、このようなことが起こりうるわけです。

 高度に清浄化されている透析液で透析を続けると、

 ・手根管症状群の発生頻度が減少
 ・CRP(体内のどこかに炎症がある場合に上昇する指標値)の低下
 ・血清アルブミン値の上昇
 ・貧血の改善
 ・肌が白くなる

といった効果があると言われています。

 当院で使用している透析液は高度に清浄化されており、上記画像の透析用監視装置は、微粒子ろ過フィルターカットール(EF−02)を標準装備しており、透析液の更なる清浄化を行います。また、従来の重炭酸透析による酢酸不耐症に対して、当院では、無酢酸透析液を平成20年3月より使用しています。透析中に起こる血圧低下や代謝性アシドーシスの是正効果が優れており、安定した透析治療を受けていただけます。





当院では、旅行や出張、帰省などでの臨時透析も受け入れ、要請を承っております。






■慢性的な腎臓障害を「発症させない」ということも大切にしています。
 企業健診・人間ドックでの早期発見・早期治療、生活習慣の是正・早期介入により腎障害
 そのものの発生予防にも力を入れています。

■他科と連携し、食事・生活・治療上のアドバイスをさせて頂きます。
 慢性的な腎機能障害を既に発症している場合は、患者さんにも自分自身の自己管理に努めて頂きつつ、
 腎臓の良い状態を少しでも長く続けられるよう患者様と常に対話を図り、当院のチーム医療による
 診療を行います。

■患者様の意思を尊重いたします。
 当院で治療可能な状態であれば、全力で治療にあたらせて頂く一方で、患者様がご希望する医師が
 他の医療機関に在籍するとの事であれば、必要な情報を提供いたします。私達は患者様に 最善の
 治療を提供することを、 専門医として最も大切に考えています。


 
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